税制適格退職年金の移行先比較表(2)

 税制適格退職金制度を移行して退職金制度を再構築する際の積立選択肢は、@厚生年金基金、A確定給付企業年金(基金型)、B確定給付企業年金・規約型)、C確定拠出企業年金、C中小企業退職金共済、D解約(制度廃止=退職金前払い)のいずれかになります。

 ここでは、税制適格退職金制度と移行先の各制度を、@設計の柔軟性、A運営管理負担、B企業・従業員のリスク、C税制上のメリット、Dポータビリティについて、比較してみました。

 

   給付設計の柔軟性  運営管理負担  企業の運用リスク  従業員のリスク  税制メリット  ポータビリティ
 厚生年金基金

 不変

 増加

やや増 

やや減 

 やや増

やや増 

 確定給付年金(基金型)

 不変

 増加

不変 

不変 

 不変

やや増 

 確定給付年金(規約型)

 不変

 やや増

不変 

不変 

 不変

やや増 

 確定拠出年金(企業型)

 やや減

やや増 

やや減 

 増加

 不変

 やや増

 中小企業退職金共済

 やや減

やや減 

やや減 

やや増 

 やや増

 不変

 制度廃止(退職金前払制度)

 −

 やや減

やや減  

やや増 

やや減 

 − 

 出典:「適格退職年金の移行問題」 厚生労働省